任意保険の中で自分の自動車に対して補償を受けることができる車両保険については、加入していないというような人も多いようです。

その理由としては車両保険に加入すると支払う保険料が高くなる傾向にあるからです。

高い保険料を払ってでも車両保険に入ることを検討したほうがいいのは、高い新車や輸入車に乗っている人でしょう。

この人たちは車の修理に出したとしても高いお金がかかってしまうので、車両保険に加入しなければ修理費の負担は大きいです。

その修理費を補てんするということで車両保険に加入するのは決して悪いことではないです。

車両保険の保険額はどのように決まるのかというと契約者側で決定するのではなく損害保険会社側で決定することになります。

決定の仕方としては保険会社のほうで契約車両の年式や車種などから設定している時価額によって決まります。

時価額は新車時が一番高く使用するにつれて年々減価償却をしていきますので、時価額は下がっていきます。

時価額が下がっていくと支払う保険料としても下がっていきます。契約者としては補償する範囲を自由に設定することができます。補償する範囲を狭めることにより保険料を下げることができます。何らかの事故が起きた時に契約車両が被害を受けた時には車両保険の対象になるのは時価額が限度となってしまいます。

修理費が時価額を超えてしまった分に関しては自己負担をしないといけないです。後は車両保険の使いどころにも注意しないといけないです。修理費がさほどかからない状態で車両保険による補償をすると等級がダウンしてしまいます。

修理費が自己負担できるような金額であれば自腹で支払うと等級がダウンせずに済みます。

新車を守るということであれば車両新価保険特約を付帯するのもいいかもしれません。

この特約は新車購入後次回車検期間までに発生した自動車事故によって契約車の損害額が全損もしくは新車価格の50％以上になった時に契約車の新車価格を限度に補償される特約です。

例えば、新車価格が700万円で修理費が400万円かかったとすると車両保険の場合であれば時価額が限度になるのに対して、この特約であれば修理費が新車価格の50％以上なので、新車価格の700万円まで補償を受けることができます。

これによって代替自動車を購入することができるわけです。高い新車を購入した時には車両保険に加入するのと同時に検討してもいい特約になるのではないでしょうか。